
PMOがつまらないと悩むコンサル「コンサルのPMOの仕事つまらない….。経営計画を立てることに関われる仕事がしたくてコンサルになったのに、PMOだと全然やらせてもらえない。ぶっちゃけ、自分の仕事の価値が感じにくい。。。コンサルのPMOがつまらない理由と、解決案が見たい。」
この疑問に答えていきます。
- PMOの役割と仕事内容
- コンサルのPMOがつまらない3つの理由
- コンサルのPMOがつまらない場合の3つの解決案
本記事の信頼性
この記事を書いている人(=SAPFI)は
- 外資系コンサルティングファーム4年勤務
- SAPコンサルタント歴2年
- PMO歴1年
- 経験プロジェクト数5つ
- 転職経験2回
当時のつまらなかった思いと同じプロジェクトの同僚の気持ちを代弁して全て本音で伝えていきます。
この記事の目次は以下の通りです。
1. PMOの役割と仕事内容
PMOとは、プロジェクトマネジメントオフィス(Project Management Office)の略です。
PMOの役割は、大規模プロジェクトの複数のチームに対して、以下の活動を行うことです。
- 標準化
- 進捗管理
- 課題管理
PMOの具体的な仕事内容は、以下の6つです。
- 【標準化①】成果物*注1を全チームが同じ体裁*注2で作るようにルールを決めて、全チームに伝達する
- 【標準化②】成果物を同じ体裁で作っているかチェックし、異なっていれば修正依頼を出す
- 【標準化③】プロジェクトルール*注3を決めて、全チームに伝達する
- 【標準化④】プロジェクトルールを全チームが守っているかチェックし、守っていなければ注意する
- 【進捗管理】設計書などの成果物の作成の進捗を監視し、遅延していればペースアップを促す
- 【課題管理】各チームの課題をJIRA*注4などのツールを使って可視化、課題の増減をまとめた月次の報告資料の作成
- *注1 : 成果物とは、プロジェクトで作られる資料全般。具体的には、要件定義書、議事録、プログラムの設計書など。
- *注2 : 体裁とは、資料の書き方のお作法。具体的には、資料の表紙、更新履歴や細かいフォントなど。
- *注3 : プロジェクトルールとは、プロジェクト全体で守る必要があるルール。具体的には、プロジェクトルームの入退出時の施錠ルール、パソコンの取り扱いや経費の申請方法など。
- *注4 : » JIRAとは、進捗管理ツール。
» 日本PMO協会のPMOの定義もおさえつつ、上記の「現場で実際に私が経験したPMOの役割と仕事内容」を抑えて頂ければと思います。
2. コンサルのPMOがつまらない3つの理由
コンサルのPMOがつまらない3つの理由は以下の通りです。
それぞれ解説します。
2-1. コンサルのPMOがつまらない理由① : コンサルとして企業の経営計画に関われないから
コンサルのPMOがつまらない理由①として、コンサルとして企業の経営計画に関われないから、ということがあげられます。
なぜなら、コンサルのPMOはクライアントの経営計画ではなく、クライアントのシステムの導入の計画に関わるからです。
例えば、あなたが「広告会社の広告の経営計画に関わりたい」と考えていたとしても、コンサルのPMOとして働く以上は「システム導入の計画に関わる」ことしかできません。
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2-2. コンサルのPMOがつまらない理由② : 現場のチームから「うとまれる」から
コンサルのPMOがつまらない理由②として、現場のチームから「うとまれる」から、ということがあげられます。
なぜなら、コンサルのPMOはプロジェクトの全チームの標準化のために、チームの活動に対してダメだししたり、急かしたりしなければならないからです。
具体的には、「しゅうとめ」のように小言を言ったり「こういうルールでやってください」とルールをしく役割であるため、現場の人間からは「現場の状況をわかってない」「わたしたちの仕事の足をひっぱっている」と反感を買うことも少なくありません。
2-3. コンサルのPMOがつまらない理由③ : 自分の仕事の価値が見えにくいから
コンサルのPMOがつまらない理由③として、自分の仕事の価値が見えにくいから、ということがあげられます。
なぜなら、コンサルのPMOはプロジェクトで何かを作ってクライアントに価値を提供するよりも、プロジェクトのチームを管理するバックオフィス的な仕事だからです。
具体的には、コンサルのPMOは進捗や課題の報告資料の作成によってプロジェクト成功に「間接的」に貢献しますが、クライアントが使う販売システムなどの提案、要件定義などはしないので「直接的」には貢献しません。
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3. コンサルのPMOがつまらない場合の3つの解決案
それぞれ解説します。
3-1. 社内転職
コンサルのPMOがつまらない場合の解決案①として、社内転職する手があります。
なぜなら、直接的にクライアントに価値を提供する役割に社内転職すれば、「現場からうとまれる」「自分の仕事の価値が見えにくい」といった「つまらなさ」は解消されるからです。
具体的には、経営計画を立てるための「仕組み」を定義する「管理会計コンサルタント」に社内転職すれば、企業の経営計画を立てる活動により直接的に関わることが出来ます。
3-2. 転職エージェント経由で、行きたい業界の会社に転職
コンサルのPMOがつまらない場合の解決案②として、転職エージェント経由で行きたい会社に転職する手があります。
なぜなら、自分が経営計画を立てたい業界や企業に転職できれば、「企業の経営計画に関われない」といった「つまらなさ」は解消されるからです。
例えば、広告業界に興味がある場合、社名のブランドにこだわらずにベンチャー企業や中小企業を見れば「若手幹部候補募集」などのスカウトメールもあり、チャンスは豊富です。
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3-3. 自分を変えて、適応する
コンサルのPMOがつまらない場合の解決案③として、自分を変えて適応する手があります。
なぜなら、» マネージャーのPMOの方でも「つまらない」なんてことはわかってますが、それでも給料はいいし、火を噴いている現場にもまれなくても済むメリットが大きいからです。
仕事の責任と給料のバランスを考えた場合、他の役割と比較してPMOは理想的な職業だと思います。
「仕事よりもプライベートを大事にしたい」と割り切ってかじれるだけすねをかじるというのも選択肢の一つです。
4. コンサルのPMOがつまらないのまとめ
本記事のまとめは以下の通りです。
- コンサルのPMOがつまらない3つの理由は、1.企業の経営計画を立てることにかかわれないから、2.現場から「うとまれる」から、3.自分の仕事の価値を見出しにくいから
- コンサルのPMOがつまらない場合の3つの解決案は、1.社内転職、2.転職、3.自分を変えて適応する
転職は年齢が上がるほど非常に難しくなります。
もし「嫌な仕事を我慢して続けていく」場合、「嫌な仕事をこなせる人」としての経歴が刻まれて、「死ぬまで嫌な仕事しかさせてもらえない人」になってしまいます。
とはいえ、今日が一番若い日です!
やらないで後悔するより、まずやってみることが大事。
この記事を読み終わって、すぐに動き出しましょう!