
最初の転職をするSAPコンサル「転職の面接で職務経歴を聞かれたときの回答のコツが知りたい。SAPコンサルが最初に転職する面接でそのまま使える回答例が知りたいな。ついでに、面接の練習方法とNG回答例も知りたいな。」
この疑問に答えていきます。
本記事の信頼性
この記事を書いている人(=SAPFI)は
- 転職経験2回
- 外資系コンサルティングファーム4年勤務
- SAPコンサルタント歴2年
- SAPエンジニア歴2年
- 経験プロジェクト数5つ
外資系コンサル企業間でSAPコンサルとして転職して年収を+200万上げて、年収400万→年収600万になった私が解説します。
この記事の目次は以下の通りです。
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☑おすすめの転職エージェント
- » 転職のリクルートエージェント|転職成功実績No.1:最大級の転職サイトなので案件が豊富。まずはここに登録しましょう。
- » 転職のマイナビ IT エージェント|ITエンジニア・ITコンサルタントの転職:IT系でのキャリアアップの転職を考えてくれる数少ない転職エージェント。ITエンジニア・ITコンサルはまず利用しましょう。
- » 転職エージェントのDODA | 転職活動の疑問に応える充実のコンテンツであなたをサポート:youtubeやテレビのCMでも多く見かけるDODA。自己分析ツールが豊富で、日本全国幅広く網羅しています。
» 【完全版】転職活動の手順と流れ5ステップ←6か月で転職できるで転職の全体像について解説していますので、記事を是非ご覧ください。
1. 転職の面接で職務経歴を聞かれた際の回答のポイント
それぞれ解説します。
2. 転職の面接で職務経歴を回答する理由と具体例
2-1. 「何をどれだけ」もたらしたかを示す数字の実績と、それが自分でなければならなかった理由を伝える
なぜなら、人事は面接であなたのスキルによって以下の効果が自社にもたらされるかどうかを知りたいからです。
- 「コストが下がる」
- 「売上が上がる」
具体的に、SAPプロジェクトのPMOコンサルタントとして、企業の「コストを下げたい」という要望に応える経歴の回答例は以下の通りです。
志願者「プロジェクトメンバー約100人の大規模SAPプロジェクトのPMOチームのサブリーダーとして、2年にわたる長期間、納期とコストを計画以内で収めてプロジェクトマネジメントをしてきました。
具体的には、情報・通信業のお客様へのSAP導入プロジェクトで、計画値とのコスト差異・出来高の差異を楽観値よりも低く抑えてプロジェクトを進行させることができました。
一般的に、プロジェクトでのPMOは計画値の立て方に希望的な観測があったり、現場にかかわらない消極性からプロジェクトが計画通りに進まないことが少なくないですが、
私のPMO業務の知識とプロジェクト内のチームリーダー人間性や背景を加味した関係者とのコミュニケーションによって達成できたと考えております。
この実績から、大規模SAPプロジェクトをオンスケジュールで稼働させるPMOととして、御社でのSAPプロジェクトに貢献できると考えております。」
ポイント
- 実績は細かすぎる " % " などの数字は伝えず、プロジェクト期間、規模、人月や工数などの数字と役割でわかりやすく伝える。
- 職務経歴書に書いた内容そのままではなく、より詳しい実績とどの程度優れた実績かを基準と合わせて補足で話す。
- その実績が自分でなければ出せなかった理由として、自分のユニークな強みを話す。(例)コミュニケーション能力、PMO業務の知識
と言う方は、企業で評価に使われる指標以外で、実績として使えるものがないか探すことをおすすめします。
なぜなら、一つの企業が決めた指標では「大した実績はない」と思っていても他の企業が決めた指標では「ぜひ欲しい」と言われる実績を出していることが少なくないからです。
具体的には、3年以上働いている方であれば、以下の3つの観点で自分は実績を出しているか探してみると意外と見つかると思いますよ。
- 低コスト:3人チームで行う作業を1人で行った。
- 高品質:10人規模のチームで用いる開発標準とプログラムのサンプルを10個作成・展開し、チーム全体でのプログラムの品質のばらつきを減らした。
- 短納期:10人月かかる作業をVBAとACCESSを用いたプログラムで0.5人月まで自動化した。
ポイント
- 今の企業で評価されにくい実績であっても、違う評価軸や視点で見ると「ぜひ欲しい」と考える企業は少なくない。
と言う方は、【体験談】初転職で年収+200万上げる職務経歴の書き方5ステップ | SAP転職で解説していますので記事を是非ご覧ください。
2-2. 自分のキャッチフレーズを一言でまとめる
なぜなら、会社の外に行って会社の外の人に会うことから、相手と話があわないことがよくあるからです。
具体的に、SAPコンサルタントのPMOコンサルタントとして転職するのであれば、「大規模なSAPプロジェクトをオンスケジュールで稼働させるPMO」と言ったキャッチフレーズが使えます。
わかりやすくなければ評価もされないので、自分という「商品」にはどういった魅力があるのかを一言でまとめることをおすすめします。
3. 転職の面接の練習方法
転職の面接の練習方法は以下の通りです。
それぞれ解説します。
3-1. 鏡の前で本番で聞かれる内容と同じ順番で回答する
なぜなら、転職活動では就職活動に比べてこなせる場数が少ない分、流ちょうに回答できるまで自分で練習する必要があるからです。
具体的に、以下の順番に用意した回答を鏡の前で5, 6回は練習しましょう。
- 自己紹介:出身大学、前職の会社名と職種についてさっと伝えましょう。
- 職務経歴書を元に自己PR:最重要です。募集要項の「業務内容」に活かせる経歴のみを伝えましょう。
- 志望理由:業務内容を理解していることと「そこで活躍するための実績とスキルがあるため、御社の○○の仕事で活かせると考えたので志望しました。」と伝えましょう。
- 転職理由:前の会社を辞めた理由では、ネガティブな理由は思っていても一切言わずに、キャリアアップしたい意欲が伝わるように伝えましょう。
- 逆質問:面接官に「働いていてやりがいを感じる点」や、「苦労している点」などについて確認すると良いでしょう。
3-2. 録音して自分の声が聞き取りにくくないか確認する
なぜなら、自分ではうまく話せていると思っていても、はきはきと話せているか、声がこもっていないかなどは客観的に確認しなければわからないからです。
具体的に、無料でインストールできる録音アプリなどを使って本番に近い姿勢(座っているバージョン、立っているバージョン)で確認すると良いでしょう。
3-3. 転職エージェントに面接の練習相手になってもらい、フィードバックをお願いする
理由は以下の通りです。
- 大手の転職エージェントであればあなた志望企業への転職実績をもとに、志望企業に合わせたフィードバックを受けられる可能性が高いから。
- 友人や家族などの近しい人ではなく、第三者の立場から適切なアドバイスを受けることができるから。
具体的に、自分で5, 6回ほどシャドー面接練習をして、本番に臨む前に以下の大手のエージェントに面接の練習を依頼しフィードバックを受けましょう。
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☑おすすめの転職エージェント
- » 転職のリクルートエージェント|転職成功実績No.1:最大級の転職サイトなので案件が豊富。まずはここに登録しましょう。
- » 転職のマイナビ IT エージェント|ITエンジニア・ITコンサルタントの転職:IT系でのキャリアアップの転職を考えてくれる数少ない転職エージェント。ITエンジニア・ITコンサルはまず利用しましょう。
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4. 備考:転職の面接で答えてはいけない回答
転職の面接で答えてはいけない回答は以下の通りです。
それぞれ解説します。
4-1. 実績をどのように出したか
なぜなら、面接官が知りたいのは実績と「実績を出すためのスキル」であって、どういった工夫をしたかは応募ポジションに採用するかに関係ないからです。
具体的に、PMOのコンサルタントであれば「コミュニケーションスキル」とだけ伝えればよいので、以下のような回答をしないように気をつけましょう。
- クライアントと密にコミュニケーションを取ることで親しくなり、協力関係を作ることができた
- システムの有識者とよく飲みに行って仲良くなって、詳しい作業の進め方を教えてもらった
4-2. 前職の会社のネガティブな意見
理由は以下の通りです。
- 人事は他の企業でうまくいかなかった人を雇いたくないから
- 企業は他のもののせいにせずに自責と改善ができる人間を求めているから
具体的に、転職するにあたって少なからず以下のように感じることはあるかもしれませんが、発言しないように気をつけましょう。
- 上司が合わなかった
- 給料が低かった
- 休みが少なかった
4-3. 自分の立場を守るような発言
なぜなら、「社交性がない人間」だと思われる可能性があるからです。
具体的に、採用されるまでは以下のような発言をしないように気をつけましょう
- 「マネジメント職でしか入社したくない」→入社して実績を出してから昇進を狙う方が採用はされやすいです
- 「その仕事が得意な他の人にやってもらえばいい」→最初からドンピシャな職種で転職できないとしても、最初は雑務をこなしつつ信頼を構築して社内で移動するルートを狙いましょう
4-4. 転職エージェントに言われて受けに来た
なぜなら、人気の企業であるほど「入社する意欲が低い人を引き留めてまで採用したい」とは考えないからです。
具体的に、転職エージェントからおすすめされたとしても自分が「相手が入って欲しいなら入ってもいい」としか思えないレベルであれば、そもそも受けないようにしましょう。
5. 「転職の面接で職務経歴を回答する」のまとめ
本記事のまとめは以下の通りです。
- 職務経歴を聞かれた際には「何をどれだけ」もたらしたかと、それが自分でなければならなかった理由を伝える
- 自分の強みが一言でわかるキャッチフレーズを伝える
- 面接の本番で流ちょうに話せるように5, 6回練習して臨む
転職は年齢が上がるほど非常に難しくなります。
もし「嫌な仕事を我慢して続けてしまった」場合、その「嫌な仕事をこなせる人」としての経歴が刻まれてしまい、「一生嫌な仕事だけしかさせてもらえない」ことになりかねません。
とはいえ、今日が一番若い日です!
やらないで後悔するより、まずやってみることが大事。
この記事を読み終わって、すぐに動き出しましょう!
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