
プロジェクトに参画する人「プロジェクトに参画って聞いたけど、どういう意味? 初めてでいろいろわからないし、プロジェクト参画したらすべきことも知りたい。」
この疑問に答えていきます。
- 「プロジェクトに参画」の意味や使い方の解説
- プロジェクトに参画した時にすべき5つのこと
本記事の信頼性
この記事を書いている人(=SAPFI)は
- 外資系コンサルティングファーム4年勤務、SAPエンジニア歴2年
- 経験プロジェクト数5つ
- 転職経験2回
この記事の目次は以下の通りです。
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1. 「プロジェクトに参画」の意味や使い方の解説
「プロジェクトに参画」について、以下の切り口から解説します。
- 「プロジェクトに参画」の意味
- 「プロジェクトに参画」の使い方と文例
- 「プロジェクトに参画」の類義語と対義語
- 「プロジェクトに参画」を「プロジェクトに参加」と言わない理由
1-1. 「プロジェクトに参画」の意味
「プロジェクトに参画」とは、「プロジェクトに加わる」という意味です。
読みは「ぷろじぇくとにさんかく」です。
「プロジェクト」には、「何らかの目標を達成するための計画」「基本的に集団で大がかりに実行するもの」という意味があります。(» wikipedia)
「参画」には、「事業・政策などの計画に加わること」「計画の相談に加わること」という意味があります。(» Tap-biz)
そのため、「プロジェクトに参画」とは、より詳細には「何らかの目標を達成するための計画に加わる」という意味です。
1-2. 「プロジェクトに参画」の使い方と文例
「プロジェクトに参画」は、新しくプロジェクトに加わったことを伝える時や、新しくプロジェクトに加わった人に向けた資料で使われます。
使う業界は、コンサルティング業界やIT業界など、プロジェクト形式で仕事を進める業界です。
文例は以下の通りです。
- (自己紹介メールで)2020年5月13日にA社会計システム導入プロジェクトに参画しました、田中と申します。
- (新しくプロジェクトに加わった人への説明資料で)A社会計システム導入プロジェクトに参画された皆様へ
1-3. 「プロジェクトに参画」の類義語と対義語
「プロジェクトに参画」の類義語は以下の通りです。
- プロジェクトにアサインされる
- プロジェクトに入る
- プロジェクトに加わる
「プロジェクトに参画」の対義語は、「プロジェクトからリリースされる」です。
詳しい意味については、» 「プロジェクトからリリース」について解説した記事をどうぞ。
1-4. 「プロジェクトに参画」を「プロジェクトに参加」と言わない理由
「プロジェクトに参画」を「プロジェクトに参加」と言わない理由は、「参加」は計画に加わる際に使う言葉ではないからです。
「参加」は、「会や団体など目的をもつ集まりの一員になること」を意味します。(» Weblio)
「プロジェクト」は終わりが決められている「計画」なので、「プロジェクトに参加」とは言いません。
2. プロジェクトに参画したらすべき5つのこと
プロジェクトに参画したらすべき5つのことは以下の通りです。
- 転職すべきか考える
- プロジェクトの資料に目を通す
- プロジェクトルールの資料を基に、プロジェクトでの雑務に必要な情報を集める
- キャッチアップすべきスキルを確認し、学習計画を立てる
- 転職エージェントに登録する
それぞれ解説します。
2-1. プロジェクトに参画したらすべきこと① : 転職すべきか考える
プロジェクトに参画したら、今退職して転職すべきか真剣に考えましょう。
と思われるかと思いますが、プロジェクトの途中で退職するタイミングは「プロジェクトに参画してから1カ月以内」がベストだからです。
実際、私も新しいプロジェクトに参画して1週間後に、上司に退職することを伝えたところ、簡単に退職して転職出来ました。
上司やプロジェクトメンバーもまさか「プロジェクトに参画した直後に辞める」とは夢にも思っていないので、引き留め工作に合うこともありませんし自分の後任もすぐに見つかります。最高です。
1カ月以上プロジェクトにいると役割が重くなって退職しにくくなるので、参画するタイミングで転職エージェントの求人メールを確認して、条件のいい転職が出来ないか確認しましょう。
転職のための退職を簡単にできるのはプロジェクトに参画して1カ月以内のタイミングが最初で最後です。このタイミングを逃す手はありません。
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2-2. プロジェクトに参画したらすべきこと② : プロジェクトの資料に目を通す
プロジェクトに参画したら、プロジェクトの資料に目を通しましょう。
なぜなら、プロジェクトに参画する一人一人にプロジェクトのことを説明する時間は基本的に取られないからです。
具体的に、新システム導入プロジェクトの場合、以下の資料に目を通すことは必須です。
- クライアントのCEO*注1などの経営陣の名前と経歴
- クライアントのIR情報*注2
- RFP*注3
- WBS*注4
- プロジェクト体制図
- 現行システム*注5の取り扱いマニュアル
- 現行システムの設計書
- 開発者向けの新システム*注6の取り扱い資料
←なければ、会社ホームページを見ましょう
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- *注1...CEOとは、最高経営責任者。Chief Executive Officerの略。
- *注2...IR情報とは、企業の貸借対照表や損益計算書など。Investor Relationsの略。
- *注3...RFPとは、開発する会社に依頼する新システムの要件や仕様。Request For Proposalの略
- *注4...WBSとは、プロジェクトのスケジュール。Work Breakdown Structureの略。
- *注5...現行システムとは、今使われているシステム。As-Isともいう。
- *注6...新システムとは、これから開発するシステム。To-Beともいう。
2-3. プロジェクトに参画したらすべきこと③ : プロジェクトルールの資料を基に、プロジェクトでの雑務に必要な情報を集める
プロジェクトに参画したら、プロジェクトでの雑務に必要な情報を集めましょう。
なぜなら、プロジェクトに参画した直後であれば、当たり前の作業でも人が必要とされていることが多く、小さなことでも役に立っておくことでより重要な業務を任されるようになりやすいからです。
具体的には、以下の情報を集めましょう(プロジェクトルールの資料に書いてあることも多いです)。
- 会議室の予約方法
- 議事録などの成果物の格納先
- プロジェクトのチーム内のグループメールアドレスの作成
- プロジェクトルームのゴミ出しルール、清掃用具の利用方法
2-4. プロジェクトに参画したらすべきこと④ : キャッチアップすべきスキルを確認し、学習計画を立てる
プロジェクトに参画したら、キャッチアップすべきスキルを確認し、学習計画を立てましょう。
なぜなら、多くのプロジェクトではこれまでの知識と経験のみで対処できることが少なく、何か新しいスキルを身に付けなければ成功させられないからです。
具体的には、以下の切り口で自分に不足しているスキルを洗い出して、キャッチアップするための学習計画を立てましょう。
- クライアントの業界・業務の知識
- プロジェクトに導入する新システムの製品知識
- プロジェクトの進め方
- プロジェクトでの自分の役割
- プロジェクトメンバーやクライアントの経歴など
←クライアントが官公庁*注1ならば、政府向けの財務諸表
←ある程度型が決まっているSAPなどのパッケージ導入*注2であれば、SAPの知識。
←アジャイル*注3でプロジェクトを進めるならば、アジャイル開発のノウハウ
←自分の役割がPMO*注4であれば、プロジェクトマネージャの資格
←クライアントが銀行出身の人間であれば、経理や簿記の知識。プロジェクトのマネージャーが元プログラマーなら、プログラミングの知識。
- *注1...官公庁とは、政府の機関。具体的には、警●庁や、国立の研究所。
- *注2...パッケージ導入とは、テンプレートのシステムを基に、新しい業務システムを開発すること。具体的には、SAP。
- *注3...アジャイルとは「すばやい」。IT業界では、短い開発サイクルを繰り返すプロジェクトの進め方。
- *注4...PMOとは、プロジェクト管理をする役割。Project Management Officerの略。
2-5. プロジェクトに参画したらすべきこと⑤ : 転職エージェントに登録する
プロジェクトに参画したら、すべきこと①で伝えましたが、転職エージェントに登録しましょう。
なぜなら、プロジェクトはリリースされされた後プロジェクトに参画することができない(アサインされない)リスクがあり、リスクヘッジとして「転職エージェントの登録」と「いつでも転職できる準備」が有効だからです。
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3. プロジェクトに参画のまとめ
本記事のまとめは以下の通りです。
- 「プロジェクトに参画」とは、「プロジェクトに加わる」こと
- 転職にベストなタイミングはプロジェクトに参画してから1カ月以内
- 転職して、残業が減って年収が上がれば幸せでないわけがない
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