SAPエンジニア転職

SAPエンジニアとは【仕事内容、勉強方法、将来性】

2020/03/18


SAPエンジニアとは【仕事内容、将来性、勉強方法】



SAPエンジニア

若手エンジニア「SAPエンジニアの仕事内容とか、将来性をまとめた記事はないかな。SAPエンジニアの勉強方法もついでに知りたいな。」


この疑問に答えていきます。


本記事の内容


  • SAPエンジニアの特徴4点
  • SAPエンジニアの仕事内容3点
  • SAPエンジニアの将来性4点
  • SAPエンジニアの勉強方法5点




この記事の目次は以下の通りです。




1. SAPエンジニアとは

1. SAPエンジニアとは


SAPエンジニアとは、SAPというシステムを専門的に用いるエンジニアのことです。


SAPと、SAPエンジニアという職業について、それぞれ解説していきます。


2-1. SAPとは


SAPとは以下を指します。


  • ドイツに本社を置くERPパッケージの最大手ベンダーSAP社
  • SAP社の提供するSAPと言うERPシステムそのもの


※補足
ERPとは、Eterprise Resource Plannningの略で、企業のあらゆる活動(原材料の購買→製品の生産→製品の販売など)のデータを取得し、経営判断に役立てるためのレポートや、法律上作成が義務付けられているレポート(財務諸表など)を作成するためのシステムです。


SAPは、基本的には、従業員数千人以上の大企業のみが使います。新聞やニュースで見かける日系大手企業の大半はSAPを使っています。


2-2. SAPエンジニアの特徴


SAPエンジニアの特徴は以下の通りです。



  • SAP未経験からSAPエンジニアとして一人前になるためには2 ~ 3年は必要
  • 非常に狭い業界で、特定の人と何年も一緒に仕事をすることが多い
  • IT業界には珍しく、昔ながらの設計・開発をずっと行うことが出来る
  • バイネーム(個人指名)でプロジェクトから呼ばれる様になると一人前


それぞれ解説します。



  • SAP未経験からSAPエンジニアとして一人前になるためには2 ~ 3年は必要


なぜなら、SAPの知識は、SAP社の提供する高額な教材で勉強するか、数年間、実務経験を積まなければ、身に付けにくいからです。


具体的には、2 ~ 3年程度のSAPプロジェクトの経験を積むことが必要です。



  • 非常に狭い業界で、特定の人と何年も一緒に仕事をすることが多い


なぜなら、他のITエンジニアからSAPエンジニアになる方が少なく、人の入れ替わりが少ない狭い業界が形成されやすいからです。


具体的には、前の会社で同じプロジェクトで働いていたSAPエンジニアと、転職した後に同じプロジェクトで働くことがよくあります。


そのため、転職した後にも前の会社の人と会う可能性があるので、出来ないエンジニアと言う印象を持たれないように注意しつつ自己研鑽することが重要です。



  • IT業界には珍しく、昔ながらの設計・開発をずっと行うことが出来る


なぜなら、SAPシステムに機能的に大きな変化が起こることがそもそも少なく(システムの画面が変わる程度の変化が数年に一度ある程度)いからです。


一度、SAPの仕組みや勘所を覚えておけばそのやり方が長く通用します。


具体的には、固定値管理テーブルの設定や、SAPでの基本的な機能のコマンド(=トランザクションコード)はここ5年は9割は変化がありません。


そのため、数十年SAPに携わっているSAPエンジニアが優遇される傾向があり、実務経験が長いシニア層のSAPエンジニアになるほどいいポジションに着けるケースが多いです。



  • バイネーム(個人指名)でプロジェクトから呼ばれる様になると一人前


なぜなら、個人指名で仕事が取れるようになるということは、良い印象で業界に認知されている証だからです。


具体的には、プロジェクトのキーパーソン(=実権を握っている人、重要人物)に「できるSAPエンジニア」と言う印象をアピールできれば、個人指名でプロジェクトに入りやすいです。


新規に参入するエンジニアが少ないので、SAPエンジニアとして2 ~ 3年経験を積めば個人指名を取ることは不可能ではなく、若手エンジニアにもチャンスがあると言えます。


2. SAPエンジニアの仕事内容

2. SAPエンジニアの仕事内容


SAPエンジニアの主な仕事内容は以下の通りです。



  • SAPを用いたシステムの設計・開発・テスト・運用保守
  • VBAやACCESSなどを用いた定常業務の自動化・効率化
  • プロジェクトでの仕事を進める上での基本的な報告・連絡・相談


それぞれ解説します。



  • SAPを用いたシステムの設計・開発・テスト・運用保守


SAPエンジニアとしてのキャリアは、基本的には、運用保守→テスト→開発→設計と言う順番に積んでいきます。


なぜなら、設計などの上流の業務に近づくほど実務経験・知識が必要とされるので、最初は運用保守やテストの業務に就く場合が多いからです。


運用保守やテストで経験した知識はのちの設計をする際に必ず活用しますし、運用保守やテスト業務はシステムの知識以外にもプロジェクトの仕事全般を学ぶのに適しているので、基礎固めに最適です。



  • VBAやACCESSなどを用いた定常業務の自動化・効率化


SAPエンジニアには、SAP以外にも、VBAやACCESSなどを用いて業務の自動化・効率化をするスキルも求められます。


なぜなら、「特に頭は使わないが必要な作業」は省力化して、頭を使う必要のある業務にエネルギーを割くことを求められることが多いからです。


業務省力化のスキルも転職などの際には活かせますし、浮いた時間でSAPエンジニアとしてのスキルを上げることで早く一人前になれるので、日ごろの頭は使わない作業は自動化することをおすすめします。


※補足
自動化のツールを作る時間がかかると本末転倒なため、数時間程度で実装できる物に限る。




  • プロジェクトでの仕事を進める上での基本的な報告・連絡・相談

プロジェクトでの仕事を進める上での基本的な報告・連絡・相談


SAPエンジニアとして働く場合、プロジェクトに入って仕事をするので、自分一人で作業が完結することはなく、作業を分担することがほとんどです。


そのため、自分の状況をチームに共有したり、チームの状況を踏まえて自分からチームに自分の作業を報告・連絡・相談を行う能力が必須となります。


なぜなら、自分の作業が他の人に、他の人の作業が自分の作業に影響することがほとんどだからです。


具体的には、システムテストなど複数機能を横断的にテストする場合には、実施する前にチームにシステムテストする旨共有し、お互いに邪魔にならないように認識合わせすることが必要です。


プロジェクトで作業をする以上、チームメンバーに対しての細かな確認、報告・連絡・相談スキルは必須です。


3.SAPエンジニアの将来性

3.SAPエンジニアの将来性


SAPエンジニアとしての将来性に関して、個人的な意見は以下の通りです。



  • SAPの需要は短くとも2040年まではある(公式が発表している最新バージョンのサポート期限)
  • SAPエンジニアとしての専門性を高めて変えが利かない人材として生き残る
  • SAPエンジニアとしての専門性を活かしてSAPコンサルタントになる
  • SAPエンジニアとなる過程で得たスキルで異なる開発言語を用いるエンジニアを目指す


それぞれ解説します。



  • SAPの需要は短くとも2040年まではある(公式が発表している最新バージョンのサポート期限)

なぜなら、


  • 現在、日本の大手企業の多くはSAPを導入して日常業務を実施しているため
  • 2027年には旧バージョンのSAPのサポート切れとなり、SAPの最新バージョン(SAP S/4 HANA)にバージョンアップする需要が高まることが予想されるため
  • 2040年まではSAPの最新バージョン(SAP S/4 HANA)を保守すると公式がしているため



  • SAPエンジニアとしての専門性を高めて変えが利かない人材として生き残る


なぜなら、SAPという技術自体が大きな変化がなく、かつ、一度専門性を高めれば新規参入がほとんど来ないからです。


具体的には、固定値管理テーブルの設定や、SAPでの基本的な機能のコマンド(=トランザクションコード)はここ5年は9割は変化がなく、実績あるエンジニアがこれからSAPを始めるケースも少ないです。


そのため、SAPエンジニアとしての専門性を高めれば将来もSAPを使った仕事で生き残れると考えられます。



  • SAPエンジニアとしての専門性を活かしてSAPコンサルタントになる


なぜなら、SAPコンサルタントに必要な前提知識は、SAPエンジニアとして活動していく中で自然と身に付くからです。


具体的には、開発・テスト・運用保守の経験などが、上流工程の要件定義・設計に確実に活きます。


SAPエンジニアとしての専門性を高めて、SAPコンサルタントになるのは可能だと考えられます。



  • SAPエンジニアとなる過程で得たスキルで異なる開発言語を用いるエンジニアを目指す


なぜなら、SAPエンジニアとして働く際に必要なスキルは、他のエンジニアでも必須でありまた活かせる経験も多く存在するからです。


具体的には、


  • ソースコードを書く際のバージョン管理方法、ヘッダ情報の記載方法
  • 開発する上での不明点をグーグル検索して探す方法、機能設計書の読み書き、ポータルサイトやQAサイトなどの存在を知っていること
  • アーキテクチャの用語を説明されてもある程度のイメージが付く、勘所がある

などの経験は他の言語のエンジニアでも確実に役に立ちますし、エンジニア未経験者よりも圧倒的に成長スピードが速いです。


そのため、SAPエンジニアとして2 ~ 3年の経験を積んだ後に、SAP ABAP以外の開発言語でのスキルを学習して転職することも可能だと考えられます。


4. SAPエンジニアの勉強方法

4.  SAPエンジニアの勉強方法


SAPエンジニアの勉強方法は以下の通りです。



  • Open SAP(Open SAP)と言うSAPの公式・無料の学習サイトで適宜情報を集める
  • SAP Learning Hub(SAP Learning Hub)と言うSAPの公式・有料の学習サイトでデモ画面を見て開発手順を学ぶ(ライセンス料は上司に相談すると得られる場合が多い)
  • 自分でサーバーを購入しSAPライセンスを購入し、自分の環境で開発する(ただし、資金力と基盤の知識が必要)
  • 社内で整備されているSAP資料、ABAP資料を探して、熟読する
  • 社内で提供されているSAP環境で、社内資料で読んだ手順で開発の練習をする


SAPエンジニアの方は、プロジェクトに入った後のSAPの勉強方法についてさらに詳しく解説した以下の記事をぜひご覧ください。


【SAPエンジニア必見】SAPの勉強方法を徹底解説


5. まとめ

5. まとめ


本記事のまとめは以下の通りです。


本記事のまとめ


  • 1. SAPエンジニアは狭い業界で高い技術力が身に付く職業である
  • 2. SAPエンジニアの仕事内容は主に以下の三つ
    1. SAPを用いた設計・開発・テスト・運用保守
    2. VBAなどを用いた自動化ツールの開発
    3. プロジェクトメンバとの連携
  • 3. SAPエンジニアの将来性は、
    1. 15年はSAP関連の仕事があると予想される
    2. SAPエンジニアとしての専門性を高めて替えが利かない人材を目指す
    3. SAPエンジニアとしての経験値を活かしてSAPコンサルタントに転職
    4. SAPエンジニアとしての経験値を活かしてSAP以外のエンジニアに転職
  • 4. SAPエンジニアの勉強方法で、今すぐ実践できるのは以下の二つ
    1. 無料なら、Open SAP(Open SAP)
    2. 有料なら、SAP Learning Hub(SAP Learning Hub)


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