
SAPをやめる人「SAPに関連する仕事をしているけれど、SAPを辞めたい。元SAPコンサルタント、SAPエンジニアのSAPを辞めた理由と、辞めた後のキャリアもついでに知りたい。」
この疑問に答えていきます。
- 元SAPコンサルタント、SAPエンジニアがSAPを辞めた理由
- SAPコンサルタント、SAPエンジニアがSAPを辞めた後のキャリアのサンプル
本記事の信頼性
この記事を書いている人(=SAPFI)は
- 外資系コンサルティングファーム4年勤務
- SAPコンサルタント歴2年
- SAPエンジニア歴2年
- 経験プロジェクト数5つ
- 転職経験2回
この記事の目次は以下の通りです。
1. SAPをやめる理由
SAPをやめる理由は以下の通りです。
1-1. そもそもSAPをやるためにコンサルティングファームに入ったのではないから
具体的には、就職活動の際にはビジネスコンサルタント職と聞いていたのに、実際にはSAPコンサルタント職としてプロジェクトに入ることがよくあります。
そうなると高い確率で「SAPは面白くない」という感想を持ちます。
気を付ける点として、経営コンサルタントが取り扱うようなクライアントの業務改革や戦略を決める業務は基本的に、転職もしくは社内での所属変更をすることが前提です。
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1-2. 常にSAPを使うことが決まっていて新しい施策を試せないから
具体的には、提案準備フェーズで他にも複数のERPシステムや最新のITベンダーのソリューションを活用しようと思っても、最終的にはSAPで実装することが決まっていたりします。
クライアントにとって本当に一番いいソリューションはどれか、と言った検討は行われず、SAPを用いたシステム実装することは決まっています。
1-3. チームで働くことを前提としていてるので個人で稼ぐ能力が養われないから
具体的には、SAPのモジュールごとにチームが割り振られ、チームの中でも仕事が細分化して割り当てられます。
プロジェクト全体としては社会的なインパクトを及ぼす意義のある活動であるとしても、個人の実績として語れるのは大きなプロジェクト内の一部の歯車としての活動のみ。
そのため、フリーランスとして独立したり、個人で稼ぐための能力は身に付きません。
1-4. SAPを用いたスキルアップがそもそも困難だから
具体的には以下の3点です。
- プロジェクトで用いる最新のSAPソリューションは個人で動かせる実機の環境が用意されておらず、自分の勉強のための開発などは基本的に出来ない
- 自分の環境を用意する場合、ライセンス料やサーバー購入の支払いと、セッティング(基盤の知識)を要するため、20代の若手社員には手が出ない
- SAPと言う会社自体が、権利収入の為か教材を異様に高く設定しており、また教材の内容もドイツ語を英訳した後に和訳した内容なので解読が困難
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特に、大学生の頃からプログラミングやってた人からすると「なにSAPって?やる意味あんの?」って感じですよね!
SAPとか使いまわしがききにくいレガシーの技術なので、上記のプログラミングスクールで想定していたキャリアに近づいて行って下さい!
1-5. SAPで身に付くシステムの知識はつぶしが利かないスキルであることが多いから
具体的には以下の二点です。
- SAPの機能を実装するためのコマンドであるトランザクションコードはSAP以外では全く応用が利かない
- SAPを動かすためのプログラミング言語ABAPは作りが古く、最新のpythonなどの言語への応用は効かない
1-6. 基本現地での業務が必須で、リモートワーク出来ないから
具体的には、お客さんと話すことが無くても片道2時間半の通勤を経てクライアントの本社のある現地に通勤したりします。
お客さんとコミュニケーションを取る必要があり、日本の文化的にも、今後のリモートワークの実現可能性は低いです。
2. SAPをやめる人のキャリア
SAPをやめる人のキャリアのサンプルは以下の5つです。
それぞれ解説していきます。
2-1. SAPをやめる→同業他社への転職
SAPをやめる場合、SAPコンサルタントであれば同業他社への転職をすることが最もメジャーです。
なぜなら、コンサルティング業務に興味があるからです。また、同業他社であれば業務知識やEXCEL, Power Pointのスキルなど、活用できるスキルも多いからです。
具体的には、同じコンサルティング業界でSAPを用いないコンサルティング業務に移ることも可能です。
選択肢が無数にある現代、「これまでやってきた」という理由だけでSAPに固執するのは非常にもったいないです。
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2-2. SAPをやめる→異業種への転職
SAPをやめたあとに、異業種の事業会社に転職することはよくあるキャリアです。
なぜなら、就職活動の時点で考えていた働き方に対する価値観が、実際に働くことで変わることはよくあるからです。
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2-3. SAPをやめる→実家の家業を継ぐ
SAPをやめる場合、出来る人は限られますが実家の家業を継ぐこともよくあるケースです。
なぜなら、就職活動の時点で考えていた働き方に対する価値観が、実際に働くことで変わることはよくあるからです。
具体的には、実家の味噌屋をつぐなどして地元に戻る人もいます。
2-4. SAPをやめる→起業
SAPをやめる場合、SAPコンサルタントであれば起業することもよくあるケースです。
なぜなら、起業することを目的としたうえで、最初にコンサルタントのキャリアを選ぶケースも多いからです。
具体的には、アプリ開発者、投資支援コンサルタント、ブロガー、ユーチューバーなど選択肢は個々人のスキルや関心に応じて様々です。
3. SAPをやめる人のまとめ
本記事のまとめは以下の通りです。
- 1. SAPをやめる理由は6つに分類され、筆者の周りで最も多かったのは「SAPを使ってて面白くないから」
- 2. SAPをやめる人には、SAP以外にも具体的に5つの選択肢が用意されている
転職は年齢が上がるほど非常に難しくなります。
もし「嫌な仕事を我慢して続けていく」場合、「嫌な仕事をこなせる人」としての経歴が刻まれて、「死ぬまで嫌な仕事しかさせてもらえない人」になってしまいます。
とはいえ、今日が一番若い日です!
やらないで後悔するより、まずやってみることが大事。
この記事を読み終わって、すぐに動き出しましょう!