
SAPの自習がしたい人「SAPが自習できる環境が知りたい。 SAP環境で自習しないとSAPのスキルって身に付かないよなぁ。クライアントのSAP環境だと好き勝手に操作できないし、とはいえ個人でSAP環境持つとすごいお金かかるし挫折しがち。無料のSAP環境があると良いんだけど、、、欲を言えば、ABAPのコーディングの練習ができる環境とかあると最高なんだけどな…。」
この疑問に答えていきます。
- インターネット経由でリモートアクセスできるSAP環境14選
- 無料:SAPの自習ができる最新のSAP環境2選
- ABAPの自習ができる環境3選
- SAPの自習ができる環境9選
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本記事の信頼性
この記事を書いている人(=SAPFI)は
- 外資系コンサルティングファーム4年勤務
- SAPコンサル歴2年
- SAPエンジニア歴2年
- 経験SAPプロジェクト数5つ
この記事の目次は以下の通りです。
1. 無料:SAPの自習ができる最新のSAP環境2選
SAPの自習が無料で出来る最新のSAP環境は以下の通りです。
それぞれ解説します。
無料:SAPの自習ができる最新のSAP環境①:SAP S/4HANA Trial
ウェブサイト:https://www.sap.com/cmp/oth/crm-s4hana/s4hana-on-premise-trial.html
価格:無料 ( 30日 )
レビュー
SAP社の公式のSAP S/4 HANAのトライアルです。
AWSやGoogle Cloud Platform, Microsoft Azureなどのクラウドプラットフォームを経由して、SAP S/4 HANA環境が利用できます。
AWSの場合、Elastic Compute Cloud (EC2) と呼ばれる権限を持ったアカウントを登録する必要があり、これに時間がかかります。
メリット・デメリット
- SAP社公式のSAP S/4 HANA環境が無料で30日使える
- AWSなどのクラウドプロバイダーのアカウントを作成する必要がある
無料:SAPの自習ができる最新のSAP環境②:Free Trial:SAP Analytics Cloud
ウェブサイト:https://www.sapanalytics.cloud/quick_answers/free-trial/
価格:無料 ( 90日 )
レビュー
SAP社の公式のSAP Analytics Cloudのトライアルです。
PoC*注1をしたり、クライアントへの提案デモの練習をするのにおすすめです。
テストデータを用意できれば、地域別、年齢別、製品別にPOSデータ*注2を分析できるので、データを活用した経営をしたい企業には刺さるかなと思います。
メリット・デメリット
- SAP社公式のSAP Analytics Cloud環境が無料で90日使える
- テストデータを準備する必要がある
- *注1...PoCとは、Proof of Conceptの略で、新しいテクノロジーで実現できることを検証する作業のこと。クライアントへの売り込みのための前調査としてすることが多いです。
- *注2...POSとは、Point Of Salesの略で、小売店などでの客の購入データのこと。具体的には、コンビニでいつ何歳のどの性別の客が何をいくつ買ったか、頻度はどの程度か等を記録したデータです。
2. SAP ABAPの自習ができる環境3選
SAP ABAPの自習が出来る環境は以下の通りです。
ランキング形式で、3位~1位の順番に詳しく解説します。
その場合は、SAP SEのリンクをクリックして1位のレビューへどうぞ。
SAP ABAPの自習ができる環境 ( 3位 ):ERPtrainingUK
ウェブサイト:https://erptraininguk.net/singleserver.html
価格:毎月 28 USD
レビュー
全てのアカウントに無料で開発者キーを提供するという、最高な特徴を持っているSAP環境です。
誰でもABAP開発して、SAPシステムを好きなように変更することが出来ます。
ABAPerにとっては最高な環境に思えますが、誰でもABAPコードを変更できる = SAPシステムが標準の動きをするとは限らない欠点があります。
例えば、SAPコンサルタントが自習のためにカスタマイズしても、SAPが標準の動きをするとは限りませんので注意です。
メリット・デメリット
- 安い
- ABAPerには向いてる
- SAPコンサルタントには不向き
- 開発者キーを無料で提供することは基本的にできないはずなので、この会社がSAPライセンスを持っているかは疑わしい
SAP ABAPの自習ができる環境 ( 2位 ):RentOurServer
ウェブサイト:http://rentourserver.com/
価格:毎月 100 USD
レビュー
様々なSAP環境を提供し、価格交渉を歓迎している会社です。
追加料金でSAP ABAPの開発者キーとOSSノートへのアクセスを得られます。
この会社のウェブサイトには読者が価格を提案し、彼らがそれを受け入れるかを見ることが出来るフォームがあります。
メリット・デメリット
- SAPライセンスを持つ正当なプロバイダー
- OSSポータルへのアクセスを購入できる
- それほど安くない
- 開発者キーを購入する必要がある
SAPの自習ができる環境 ( 1位 ):SAP SE
ウェブサイト:https://training.sap.com/
価格:20時間分のアクセスで 191 USD ( 30日以内に使い切る必要あり )
レビュー
SAPソフトウェアを開発した会社です。
最近、SAP Live Accessと呼ばれる新しいサービスを導入しました。
これにより、誰でもSAPシステムに接続し、SAPのカスタマイズ、開発、および理解のための自習ができます。
メリット・デメリット
- SAP社そのものからサービスを受けることが出来ます
- 値段が高すぎる
- アクセスできる時間が短すぎる
なお、おすすめスクールは» 無料あり:ABAPerの私がおすすめのプログラミングスクール3社 | SAP転職にまとめていまして、無料プランとかも多いので、自習しつつの検討がいいかなと思います。

無料あり:ABAPerの私がおすすめのプログラミングスクール3社
おすすめのプログラミングスクールが知りたい方向け。本記事ではニーズ別に3つのプログラミングスクールを比較しました。オンライン完結で学びたい方、教室に通いたい方、英語もセットで通いたい方の3パターンです。これからプログラミング学習を考えている方は是非記事をご覧ください。
3. SAPの自習ができる環境9選
SAPの自習が出来る環境は以下の通りです。
ランキング形式で、9位~1位の順番に詳しく解説します。
その場合は、SAP SEのリンクをクリックして1位のレビューへどうぞ。
SAPの自習ができる環境 ( 9位 ):101ERP
ウェブサイト:http://www.101erp.com/
価格:毎月 19.99 USD
レビュー
SAPシステムへのアクセスを格安で提供している、あやしげな会社です。
ウェブサイトがうまく機能していないので、お金を支払ってもサービスが受けられるとは限りません。
このサイトを使わないことをおすすめします。
メリット・デメリット
- かなり安い
- 信頼できない
SAPの自習ができる環境 ( 8位 ):SAP Quick Access
ウェブサイト:http://ww1.sapquickaccess.com/?subid1=c299b4a0-a4c2-11ea-ace1-4596f76c7878
価格:毎月 15 USD
レビュー
SAPシステムへのオンラインアクセスのサブスクライブをおすすめしている、あやしげな会社です。
彼らは目的を「トップクラスのサポート」と自称していますが、上記で紹介した会社と同じくらいあやしく見えます。
上記の会社よりは安いですが、このサイトを使わないことをおすすめします。
メリット・デメリット
- とてつもなく安い
- 信頼できない、お金を失うリスクがある
SAPの自習ができる環境 ( 7位 ):SandboxSAP
ウェブサイト:http://idesremote.com/
価格:毎月 40 USD
レビュー
2007年以降、SAPシステムへのオンラインアクセスを提供する会社としての地位を確立していることを自称するあやしい会社です。
様々なSAPシステムを提供しており、価格は市場での平均と説明されていますが、彼らがSAPライセンスをどこから取得しているかは不明です。
メリット・デメリット
- ( 自称 ) 彼らのサービスは歴史が長い
- サービスの正当性が不明
SAPの自習ができる環境 ( 6位 ):LEARNSAP
ウェブサイト:http://learnsap.com/
価格:毎月 75 USD
レビュー
主にSAPトレーニングのサービスを提供し、その一部としてSAPトレーニングサーバーへのリモートアクセスも提供する会社です。
SAPシステムの選択肢は非常に少ないです。
この会社の提供するサービスに特別なものはないので、トレーニングコースを受講しないのであればこの会社のSAP環境を使うことはおすすめしません。
メリット・デメリット
- USの信頼できるSAP環境
- 非常に限られた数のSAP環境しか使えない
SAPの自習ができる環境 ( 5位 ):RentOurServer
ウェブサイト:http://rentourserver.com/
価格:毎月 100 USD
レビュー
様々なSAP環境を提供し、価格交渉を歓迎している会社です。
追加料金でSAP ABAPの開発者キーとOSSノートへのアクセスを得られます。
この会社のウェブサイトには読者が価格を提案し、彼らがそれを受け入れるかを見ることが出来るフォームがあります。
メリット・デメリット
- SAPライセンスを持つ正当なプロバイダー
- OSSポータルへのアクセスを購入できる
- それほど安くない
- 開発者キーを購入する必要がある
SAPの自習ができる環境 ( 4位 ):IDESACCESS
価格:毎月 59.99 USD
レビュー
2001年からSAP環境の提供をしていると自称しているあやしい会社です。
運営している会社の所在地などが確認できない「仮想」の会社であるため、少し不審に見えます。
この会社はSAPライセンスに料金を支払わないことを明示しており、評価ライセンスでSAPシステムへのアクセスを販売することは問題ないと説明しています。
メリット・デメリット
- 運営歴が長いと思われる
- 平均よりも高い
- サービスが合法なのか不明
SAPの自習ができる環境 ( 3位 ):ERP Training Tech
ウェブサイト:https://erptrainingtech.com/
価格:毎月 47 USD
レビュー
2013年からSAP環境の提供をしていると自称する、Googleの検索上位によく表示されるあやしい会社です。
幅広い種類のSAP環境へのアクセスを提供しています。
購入して5日後に払い戻しを受け取るオプションが宣伝されていますが、確認できませんでした。
メリット・デメリット
- 良心的な価格
- 最新のSAPシステム
- 幅広い種類のSAP環境へのアクセス
- SAPライセンスを取ってサービスを提供しているのか不明
SAPの自習ができる環境 ( 2位 ):Michael Management Corporation
ウェブサイト:https://www.michaelmanagement.com/
価格:毎月 99 USD
レビュー
SAPトレーニングを長いあいだ提供してきた会社です。
SAPシステムへのリモートアクセスと、サブスクリプションでOSSノートへのアクセスを提供しています。
SAPライセンスを取ったうえでサービスを提供しているため、値段も高めになっています。
メリット・デメリット
- 評判のいい会社
- SAPライセンスを取った上でのサービス提供
- 値段が高い
- 無料のおためし期間が無い
SAPの自習ができる環境 ( 1位 ):SAP SE
ウェブサイト:https://training.sap.com/
価格:20時間分のアクセスで 191 USD ( 30日以内に使い切る必要あり )
レビュー
SAPソフトウェアを開発した会社です。
最近、SAP Live Accessと呼ばれる新しいサービスを導入しました。
これにより、誰でもSAPシステムに接続し、SAPのカスタマイズ、開発、および理解のための自習ができます。
メリット・デメリット
- SAP社そのものからサービスを受けることが出来ます
- 値段が高すぎる
- アクセスできる時間が短すぎる
なお、SAPでの転職に強い0円無料の転職エージェントと転職のコツは、» SAPでの転職に強い転職エージェント3選【2年はコミットすべき】 | SAP転職にまとめていまして、無料なので、自習しつつの活用がいいかなと思います。

SAPでの転職に強い転職エージェント3選【2年はコミットすべき】
「SAPを使って転職したい。SAP系でおすすめの転職エージェントを教えて欲しい。あと、転職に失敗しないコツとかも知っておきたいな。」←こういった疑問に答えます。本記事の内容:1.SAPでの転職に強い転職エージェント3選/2.SAP業界への転職前に知っておくべき事【2年はコミットすべき】/3.まずは行動 → 動きつつ考えるのススメ
4. SAPの自習のまとめ
本記事のまとめは以下の通りです。
- 無料で使えるSAP環境は、SAP S/4 HANAトライアルと、SAP Analytics Cloud
- ABAPER、SAPコンサルのどちらにも、最もおすすめかつ最も高額なSAP環境は公式の SAP SE
何かを変えたい人、まだ迷っている人、どちらも「今すぐ無料でできること」だけはしておきましょう。
なぜなら、明日でいいや → その明日は永遠にこないからです。
思い立ったらすぐに行動すべき。
まずは転職サイトや転職エージェントに登録すればOKです。
行動しない限りなにもわかりませんし、明日でいいやって思ったら、その明日は永遠に訪れません。明日でいいや・・・を繰り返しつつ、年齢を重ねていくだけですね。
がっつり煽っていますが、IT業界で幸せに暮らす私がいうのだから心配ない。
疲弊しすぎて動けなくなる前に、まずはその一歩を踏み出しておきましょう。
下記にオススメな転職エージェントと転職サイトをまとめておきました。
- » 転職のリクルートエージェント|転職成功実績No.1:最大級の転職サイトなので案件が豊富。まずはここに登録しましょう。
- » ワークポート|あなたに寄り添う転職エージェント:※私が登録した時はクローズドでリク●ートやD●Mの案件が届きました。
- » 転職エージェントのマイナビエージェント|人材紹介・転職サイト:定番のマイナビですね。※私が登録した時はクローズドでア●センチュアやN●Tデータの案件が届きました。
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SAPエンジニア 転職エージェントランキング
20代、30代の若手SAPエンジニア向け。本記事では、0円無料のSAPエンジニア向けの転職エージェントを3つの基準でランキングにしました。
1.年収700万以上の求人数、2.月の残業時間20時間未満の求人数、3.リモートワーク可能な求人数の3つの基準です。SAPエンジニアで年収アップかつ残業少なめで転職を考えている方は是非記事をご覧ください。
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